01 | 2025/02 | 03 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
バケツツールでのやっつけ塗りですが。というか、本編じゃ宿で他のお客の安眠妨害するド派手なケンカしたまま船に乗ったような気が。仲良く地図の解説してて良いんですかね。
気にしない気にしない。「それはそれ、これはこれ」という偉大な言葉があるじゃない。それに今は作者代理でしょ?
はぁ、では地図の話へ。
これが世界地図かぁ。右の長細いのが「森の大陸」。真ん中にのさばってるのが「中央大陸」。左下にチョコンとあるのが「東大陸」……ん、西の果ての大陸って呼ぶ方があってない?
大昔「森の大陸」が文明の中心だった頃、東の海の果てで発見された新大陸だから「東大陸」。その後、文明の中心は中央大陸に移りましたが、東大陸そのものが忌地として抹殺されてた過去もあったりで改名しそこねたんですね。それにもう語源なんて誰も気にしてません。ヨーロッパとアジアも語源は西と東。ユーラシア=西東大陸って意味になりますが、誰も変に思わないのと同じで。漢字(日本語)で書くと意味がストレートに伝わりますが。
じゃあ、ヒガシィ大陸とかアズマ大陸ってカタカナ地名にしちゃえばイイのに。
そうもいかない事情が……
で、こっちが元ネタね。なんか、ザックリしすぎてない?
元はSFCソフト「RPGツクール2」の地図。株)アスキーさん、もしくは株)エンターブレインさん(2008年4月からはアスキー・メディアワークス?)に著作権があると思うんで、ザックリした略図でお許しを。それに今は大陸の位置関係を説明したいだけですし。
見比べてみると……北半球から南半球、東大陸お引っ越し♪ でも、なんで?
コンピューターゲームの地図(マップ)の端っこは、現実ではあり得ない繋がり方というか処理がされてます。元ネタ地図の左上と右下にピンクの矢印が記入してありますが、この対角線が直結してるんです。現実の世界では、イギリスから北西に飛び立った飛行機がアルゼンチンには着くことはあり得ませんが。
うーん、それは分かるけど無理に南半球にしなくても。おかげで北と南で混乱してたじゃない。北の方が日当たりが良くて明るくて、南の方が日陰で寒い。その上お月様も逆立ち状態。最後には月齢考えるの放棄しちゃうし。
実はゲームでは、ちょっとした心理トリックを仕掛けてましてね。
この先、お話は吸血鬼モノの王道。正体バレたら破滅の危機。仇を追いつつ追っ手の影に怯える、ロードムービー&サスペンス展開なんですが……終盤に入り経験つんで旅にも慣れ、故郷からも遠く離れた世界の果てで、もう顔を知ってる者もいないだろうと気がゆるんだ頃に、正体バレ! で、よく考えてみると隣国。世界は丸かった、みたいな~。
をいをい、それをここで書いちゃっていいの?
主人公=プレイヤーのゲームでは成立しても、小説じゃムリがあるんです。上記の地図をアイテムとして常に参照できても、中身は異世界人(現代の日本人)ならともかく、さすがに何百年も暮らしてた母国とドコが関係深いのか知らないってのはおかしいですから。それに、首都バフルは元貿易港だったと書いてますしね。
つまり、ちょっとお話が変わっちゃうんだ。
で、先ほどの東大陸って名称。容量パツパツのツクールでは一文字もムダに出来ないから漢字なんですが、一種の複線も兼ねてました。東大陸はどこから見て東なのか。カンが良ければ気がつくという。
あと、アルフレッド・ウェゲナーって名前もヒントです。世界地図は住む地域によって違うんだよ、という……かなり分かりにくいですが。
大陸移動説を唱えた20世紀初頭のドイツの気象学者さんがアルフレート・ヴェーゲナーだっけ。世界地図見ててアフリカと南アメリカが、大西洋挟んでぴったりフィットってコトに気づいた人。パンゲアなんて見てる地図が太平洋中心の日本人には思いつかないよねぇ。大西洋中心の地図じゃないと。
まぁ、マントル対流説や海洋底拡大説が出てきて、プレートテクトニクス理論としてまとめられる1960年代まで、完成はしませんでしたがね。
ヒントや複線が機能しないというか、必要がなくなった小説版じゃ名前変えようと思いつつ、結局、同姓同名(英語読み)のままなのは、複線目的でつけた名前でも10年たつと愛着が湧くということで。
でもさぁ、この世界地図見てて湧いてくる最大の疑問は、東大陸からクレーターみたいな内海に浮かぶホーリーテンプルまで行って戻って半年。最速の交通手段が帆船と馬車って世界で、果たして3ヶ月で世界を半周できるものか……ていうか、最終的には世界一周? 鉄道と蒸気船が存在した19世紀でも80日だか81日だかかかる計算だってのに。
その辺は突っ込まないでください。きっと、平和な時代が何千年も続いて駅と街道(グラスロード)がものすごく整備されてるんですよ。その後も為替や通信の必要性から、テンプルと教会と商会組合がしっかりインフラ整備していたという事でカンベンしてください。
1つ前のよしなごと「『吸血鬼』ジョン・ポリドリ 素人小説書き 希望の星(!)」へ つぎのよしなごと「『フィーヴァードリーム』ジョージ・R.・R・.マーティン」へ