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すみません。主人公というかメイン視点人物が落ち込むと、作者まで一緒にテンション落ちるようで……
ガラスの仮面の北島マヤじゃあるまいし。そういうときこそ、必殺『視点人物変更』で!
十四章も、ゲストキャラ含めて複数視点で展開していくので、さすがに冒頭部くらいは出ておかないと、影がどんどん薄く
吸血鬼に影なんて高尚なモン、あったっけ? ……冗談よ、ジョ・ウ・ダ・ン。
さて、今回の雑談のネタ、なんにしよっか。そうだ、金貨や銀貨が出てきたけど、十三章では物々交換だったね。荷馬車のレンタル代も宝石だし。
太守が滅んだ上に、教会と商人が逃げましたからね。人のいい代理理事さん以外で残っているのは、土地を離れられない農夫や牧夫、きこりに漁師さん。こうなると金貨や銀貨は単なるメダル。信用度はガタ落ち。現金より現物です。
戦後間もなくの大混乱って感じだねえ。
混乱期の再来でしょうか。でも、スフィーから教会の本山が移動した時は、大勢の商人が破産したりクビ吊ったり……もっと大変だったハズですよ。
各地の太守が家紋の刻印で価値を保証していた金貨や銀貨が一度価値をなくし、預金を担保にする手形も紙くず。紙幣を保証していた世界的な発券銀行が一時消失したようなものです。
とかなんとか、もっともらしいコトを言ってるけど……理屈では分かってても、理解はしてないでしょ。
“作中のアレフ”は、貨幣経済がやっと上流階級に浸透してきた中世で、老いと常識が止まってるので……それに、目指しているのはヒロイック・ファンタジーであってエピック・ファンタジーではなかったはず。
ヒロイック・ファンタジーねぇ。神話になるとOPで歌いつつ、神話にならなかった某シンジ君みたいにならなきゃいいけど。
ですから、金貨は5~10万円。銀貨は約1000円。銅貨は10円~100円で地域による相場変動あり。
みたいな話の方が、雑談としては正しいかと……全般的に食料や酒、家畜や奴隷の相場は安め。ガラスや紙や服といった工芸品や運送費は高め、とか?
実は、いま着てる旅装もかーなりお高い?
地球のパリとかいう街でオートクチュールを仕立てる程度と思っていただければ。
というと、自動車1台分?
材料費、お針子さんの手間賃や同じ背格好の仮縫い用マヌカンのバイト代といった実費に、出張費、デザイン料、クツや下着や手布といった小物のトータルコーディネート料、それぞれの職人さんの仲介料。急がせたぶんの割り増し料金に、新しい店をよそで開くというので色つけてますから、軽く高級車1台分。ヘタするとスーパーカーが買えるかと。
ビンボーだって言ってる割りに、豪儀だねぇ。ぜんぶ公金?
請求書の分は一応公金。イロつけた分は個人的な小遣いです。4章まで着ていた服は、ネリィのドレスのついでに注文ということで、値切った上に10年ローン……なんてウラ設定があったようですが。
この世界、ユニクロとか青山みたいなお店ないもんね。普通はお母さんが縫ったり近所の裁縫が上手な人に頼んだり……もしくは古着屋さんで合う服を買って直したり。規格きめて大量生産されてる既製服はホーリーテンプルの工房で作ってる法服ぐらい?
銃はもちろん、規格化された大量生産の武器も見当たりません。聖騎士用の剣や防具は、半規格品をホーリーテンプルの工房で作ってるみたいですが。
そういえば、何で銃がないんだろ。最近の吸血鬼モノでは、ハヤリじゃん。
ぶっちゃければ戦闘シーンを楽しく華麗にするためのパワーバラン……ゲフンゴフン。
ヘ理屈をコネれば、火薬に弾に銃本体、銃のランニングコストが高くつくからではないかと。爆弾が作れるなら銃も作れるはずですが、雨中でも使える精霊魔法の方が手軽で安上がり。それで衰退。単にファラ様が法で禁じて技術が失われただけかも知れませんが。
チャンバラと魔法は洋風ファンタジーの華、ってことね。
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