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吸血鬼を主題にしたオリジナル小説。 ヴァンパイアによる支配が崩壊して40年。 最後に目覚めた不死者が直面する 過渡期の世界
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ぱちりんこよしなごとパート7で~す。……十一章、また遅れてるんだ。

ぺこリンコ起承転結なら、承から転。序破急なら破。新世界を司る秩序の中心に至ってこれまでの伏線回収にトラウマの克服、真の敵お披露目と、一気にスピードアップしたい所ですが、なかなか。
今夜もまた感想文ということで。

くるくるキバに薔薇社長ゲスト出演♪ 北崎さんと明日夢と一文字隼人が共演してるRHプラスじゃ、ラスボス兼マコトのパパさんに草加雅人~。そりゃ書くことも多かろうて。

汗一部の人にしか判らない暗号みたいな発言は慎んでください。
翻訳すると……仮面ライダー555でローズオルフェノク人間態を演じた村井克行氏がフロッグファンガイア人間態として仮面ライダーキバに出ていた。
そしてドラゴンオルフェノク人間態を演じた藤田玲氏、明日夢役の栩原楽人氏、仮面ライダー THE FIRSTとNEXTで一文字隼人を演じた高野八誠氏が共演する深夜ドラマの最終回に、 仮面ライダー555でカイザ変身前を演じた村上幸平氏が出ていた、ということですね。

ハテナそれ、かえってワケわかんないと思うよ。クドいし。

ぺこリンコ吸血鬼テーマのドラマとはいえ早朝に深夜。時間帯からしてメジャーな番組ではありませんしね。
ですから今回はメジャーもメジャー。小説「ドラキュラ(Dracula)」の感想を……

ぱちりんこえっと、明治生まれの和服おじさん平井呈一氏が訳した 『吸血鬼ドラキュラ』(創元推理文庫)の方?

汗さすがに、半世紀前(昭和31年)の訳を21世紀に読むのは少し辛いものが。広辞苑やヤフー辞書のお世話にならないと平井呈一氏の文は読みこなせません。鎌倉や戦国時代と重なるからって平家物語風の軍記物として伯爵の昔話を記述する感性。決して嫌いじゃないんですが。

ぱちりんこじゃあ、やっと読み終わったんだ『ドラキュラ【完訳詳注釈】』。でも1/4以上が注釈と資料とオマケって、笑っちゃうよね。

・・・100年以上前に書かれた小説ですからねぇ。当時の社会情勢にロンドンの事物。貨幣単位に新聞に地名。トランシルヴァニアからロンドン、そしてまたトランシルヴァニア。21世紀の日本から見れば、ヘタなファンタジーより異世界です。
ですが、今でも十分おもしろい……というか、影響受けすぎたような。十章でナイフで刺されたのは、どう考えてもドラキュラ伯爵がククリナイフとボウイナイフでトドメ刺された事へのオマージュではないかと。

くるくる灰にならなかったんだからいいじゃない。
そういえば、原作のドラキュラ伯爵って意外と回復力ないよね。第四章でついたおデコの傷が最後まで残ってる。
それに、昼間もけっこう出歩いて……あ、それはよくある設定か。

ぺこリンコ原作者のブラム・ストーカー(Bram・Stoker)は演劇人ですから。メディアミックス展開は想定の範囲内。
存命中は予定していた俳優のケガ等、トラブルまみれで果たせませんでしたが……作者の没後に小説を原案とした演劇や映画で、ドラキュラ伯爵と吸血鬼のイメージが完成していった様です。
朝日で灰になる設定は、版権なしで撮って著作権騒動で危うくフィルムも灰になるところだった『吸血鬼ノスフェラトゥ(Nosferatu, eine Symphonie des Grauens)』から。そして「魔人ドラキュラ」のベラ・ルゴシが裏地の赤いマントと黒スーツと白いベストを。そしてクリストファー・リーが背の高さと貴族的風貌を。

ハテナ背の高い元スタントマンさんが今のドラキュラのイメージなんだ。日本で言えば堤真一とかブライキング・ボスで財前五郎なライダーマン唐沢寿明、みたいな?

汗そっちに無理やり話をもっていかないように。
まぁ、ドラキュラの前にフランケンシュタインの怪物を演じているので、元スーツアクターと言えなくもないですが。サルマンとかドゥークー伯爵とかウォンカ・パパとか……過去より直近の出演作品で語りませんか。

くるくるドラキュラの容姿や設定もかなり違うけど、原作自体も小説っぽくないよね。手記と日記と手紙とウソ新聞記事を、日付順に並べてあるなんちゃってドキュメンタリー?

・・・モキュメンタリーというらしいですよ。臨時ニュースの形で宇宙戦争をラジオドラマ化してパニック引き起こし、「この作品はフィクションです(以下略)」の但し書きを添えるキッカケを作ったオーソン・ウェルズや、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の流れをくむ『クローバーフィールド/HAKAISHA』といった映画が近いでしょうか。

ぱちりんこでも、蝋管録音機なんて今ないし、電報はともかく馬車も蒸気機関車もタイプライターも半ソヴリン金貨も、身近にないんですけどォ。どう読んでも時代劇?

汗もし21世紀にブラム・ストーカーがいたら、吸血鬼ドラキュラはウェブを媒体にして発表されていたかも知れません。蝋管録音機もハーカー夫妻の速記術も、当時は技術の最先端ですから。

ハテナというと、『絶望の世界』みたいな?

・・・今時は、ケータイ小説でしょう。あそこには『ホントの話』と銘打つ私小説が無数に生まれて、未完成のまま放置されています。
他にも、旅行ブログ、掲示板、mixi、嘘ニュースサイト……虚実が入り混じる便利な媒体がネットにはいくらでも。

ぱちりんこつまり、コメント欄とトラックバックURLを表示しないようカスタマイズした、ジョナサンの旅行ブログがまずあって……一方で、ルーシーとミーナがケータイ小説や架空SNSで恋バナして「コクられちゃった☆ミャハ」とかやってる。んで、カレシの旅行ブログのリンクをペタリ。時々、旅先からジョナサンもコメうって、ノロケと馴れ合いでゴチソウさまと。

・・・同時期に、ポッドキャストを駆使したシューワード病院長ブログが始まり、ハエを食べていた患者R(レンフィールド)がクモを食べだした……といった経過を記録。その合い間に、失恋話とフッた彼女の体調不良。昔の恩師のH(ヘルシング)教授に助けを求めたとか、音声でアップ。
遭難したデメテル号の航海日誌は、某署から流出した捜査記録の一部という名目でダウンロードしてもらう。
そのうち、崖の上の城に監禁されパソコンと携帯を奪われていたジョナサンが、命からがらブダペストのネットカフェにたどりついて、伯爵の告発手記をまとめてアップ。

ハテナ動物園はホームビデオ画像をニコ動かYouTube に投稿とか? レスした飼育員が神降臨ともてはやされたり、ニセ扱いされてキレたり……
土が詰った棺の運送屋さんは、無記名掲示板の業界板あたりで、ムカつく依頼人や、行方をしつこく聞くヘルシング教授やゴダルミング男爵について、誤変換とネットスラング満載でグチりまくり。
でも、ブログは嘘TBとコメントで繋ぐとして、他のこまごまとした情報に、さりげなくリンクなんて出来る?

・・・Wikiを作品のトップページとして使えませんかね。サイドバーにはネタ元として個々のブログやスレッドのリンクを表示。人物紹介や地名リストも違和感なく組み込めます。時系列でも読めるよう、テキストによるまとめページを作れば、従来どおりの小説でないと受け入れられない人へのフォローにもなるかと。

ぱちりんこ面白そうじゃん。こんなハンパなブログ小説なんか書いてないで、ネットでしか出来ない創作にチャレンジしたらいいのに。

汗創作と明記しないで書いて某芥川賞作家の二の舞になるのは、嫌みたいですよ。
それに、ブラム・ストーカーは7年かかって吸血鬼ドラキュラをまとめているんです。

ハテナだから?

ぺこリンコ7年後には、ブログもケータイ小説もSNSもWikiも、時代遅れになってると考えてるみたいで。
7年前には無記名掲示板とニュースサイトはともかく、ブログやケータイ小説は日本にはなかったと……

くるくるドラキュラのような虚実のはざまを目指すモキュメンタリー作品最大の敵は、技術革新とハヤリすたりかぁ。

1つ前のよしなごと「世界観と比喩の縛り」へ  

次のよしなごと「おれ、梅田芸術劇場から帰ったら、小説更新するんだ」へ

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ガルルなおっさんです
雪だるま URL
なんか覗いたらライダーネタでついパクリとくいついたキャッスルドランのガルルなおっさんです。(一部の人…です)でIT業界で仕事をする人間としてネットでのメディアについては色々考えさせられます。そもそもBLOGなんてものも昔日記でHTMLを作成して自HPにアップしてました。ISPではCGIが自由に使えないのでスクリプトも置けず、でも今は簡単にできますからね。本当に7年後はどうなっていることかと考えさせられます。匿名性については少し常識が必要だと思います。先日のWIKIもそうですし、うちのサイト、友人のサイトと無茶苦茶にされましたから。
2008/04/08(Tue)21:40:01 編集
いらっしゃいませ
久史都子
初代イクサ装着者さま。ライダーネタを召し上がられたあとは、カフェ・マルダムールの芳しいコーヒーをどうぞ。
いやぁ、アグルやファウストより効果は高いと信じてました。ついでに「BSとことん!石ノ森章太郎」&「一期一合」の半田健人氏も混ぜれば、ルアーとしてはパーフェクト。

ぢゃなくて
今は少し頑張れば自宅サーバーも夢じゃないご時勢。でも7年前はメモ帳にHTML書いて日記作成。FTPでアップしてたんですよねぇ……未だにマトメページはソレで作成してますが。
当時も、いやパソコン通信時代から、陰惨なネットバトルはありました。他人を貶めて自己の優越性を確認したがる人の本質は有史以前から変わらないのでしょう。ただ、その表現の手段は変遷を続け、留まる事はございません。
しかし匿名ゆえの素直な善意も信じたいのですよ。悪であろうとするより正しくあろうと望む者の方が大多数だと。
つまりは某国のように、自意識と利益の拡大のために正義を掲げ、実際にやってる事は悪そのものだったりする人は、ゴクありふれているって事ですが。
べ、別に名護さんのことじゃないですよ。
2008/04/09(Wed) 01:59
お久しぶりです。
ぶるぅ URL
お久しぶりです。米が付いていたんで、便乗致します(笑)。

ちょっと、こちらの作品を腰据えて読みたくて、端からきっちり読み返し出したら、時間が掛かっています(読むのが遅い)。やっと、第四章辺りまで来ました。こういう時、携帯電話でも読めるブログっていうヤツは便利ですね。

件の不心得者共は、昔からありましたね。私もパソ通あがりなもので・・・。まぁ、草根を知らないPC-VAN育ちですが。

でも、あの当時は、陰湿な奴等よりも、女探しに夢中な男共に荒らされる印象の方が強かった気もします。

現代は、顔の見えないネットか現実世界かに関わらず、人間は狂っている気がします。他人を傷付けることでしか自分を持っていられないだなんて、悲しいですね・・・。
2008/04/13(Sun)02:33:37 編集
呪われし四章
久史都子
ぶるぅ様、申し訳ありません。
目指すべき文体。最初は星新一だったのに。理想は「サクラ大戦」小説版(あかほりさとる)なのに。ラノベのようにツルリと読めるエセ翻訳文を目指し、視点の混線ものともせず、言葉を連ねるつもりが……アクセス解析では四章で止まる方がかなりいらっしゃる。これは致命的欠陥アリの証と、2/3ぐらいに刈り込むべく推敲を試みると、なぜか睡魔が襲いくる(爆)。
それは置いといて(を゛い)

> 草根を知らないPC-VAN育ちですが
無条件に尊敬です。私は草の根掲示板はおろか、インターネットとウインドゥズが普及してからの温ぅいデビュー組。古のバトルは歴史書を読むごとく、バトルウォッチャーさんがまとめた懐古なページで垣間見るのみ。それでも性別を偽りやすいHNをヒネりだしてしまうのは、過去の伝聞による無意識の警戒かも知れません。リアルでは女やめてる歳ですが。

過去を素材にしたタイプの物語の素材集めなどしていると、昔から人間は変わらないって気がします。狂気の証を残せるのが王侯貴族の特権だった昔より、今は狂気が増えて見える。それも一種の民主化かも知れません。
2008/04/14(Mon) 01:34
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